EWC2021年の好調を2022年シーズンにも維持したいMOTOBOX KREMER RACING
FIM世界耐久世界選手権2022年シーズンが、今週末4月14-17日にフランスで行われるルマン24時間レースから幕を開けるが、プライベートチームのMotobox Kremer Racingは、2021年シーズンでの好調を維持したいと考えているようだ。
マンフレッド・クレマー氏とゲオルク・ハース氏が共同運営するこのドイツチームは、FIM世界耐久選手権2021年シーズンのチームランキングで8位を獲得した。そして、2022年シーズンでも、メインカテゴリーのフォーミュラEWCクラスで、ヤマハ YZF-R1を駆るジェフロイ・デハーイェ選手、ステファン・ストローレン選手、ルーカス・ヴァルヒュッター選手のライダートリオが、さらなるパフォーマンスを披露できるよう準備を進めている。
「今年はジェフ、ステファン、ルーカスとともに耐久シーズンのスタートを切るよ。」とクレーマー氏は語った。
「ジェフロイはルマンのコースを熟知しているんだ。ステファンとルーカスがより良い感触を得られるように、我々は先月のテストに参加して、多くのデーターを収集することができたよ。24時間レースでは、天候に恵まれて、良いコースコンディションになることを期待しているよ。20年以上参戦しているレースだけど、いつも驚かされることが起こるんからね。」でも、全体としては、とても落ち着いた感じだよ。」
ハース氏はこう付け加えた。「我々は、ルマン24時間レースを最重要視してシーズンをスタートさせるんだ。ライダーたちは準備万端。マシンはブガッティ・サーキットでの最初の練習走行を待っているところなんだ。今年も素晴らしいサポートを提供してくれるヤマハや、パーツ供給をしてくれるパートナーのIMT Fairings、Goede Motorsport、IXSに感謝したい。ワクワクさせるようなスタートを切りたいと思っているよ。」
フランス人ライダー、ジェフロイ・デハーイェ選手(34歳)のコメント:
「冬が長かったから、ようやくチームと再会できてうれしいよ。でも、その長かった時間を使ってたくさんトレーニングできたから、テストではすぐにマシンに慣れることができたよ。ルマンでは全力で挑む準備もできているし、チームと一緒にシーズンを過ごせることを楽しみにしているよ。」チームメイトと一緒にトップ10入りを目指して、頑張るよ。」
ドイツ人ライダー、ステファン・ストローレン選手(37)のコメント:
「ルマンでのテストでは、コンディションも良くて、レースに向けて準備することができた。とてもうまくいったと思うよ。雨で始まった2日目は、ダンロップタイヤに慣れることと、新しいエンジンの慣らしのために時間を有効に使うことができたんだ。シーズン開幕に向けて準備は万端だよ。いいレースができると確信しているんだ。」
オーストリア人ライダー、ルーカス・ヴァルヒュッター選手(32)のコメント
「ルマンには初参戦だから、24時間レースの前にテストをやり終えることがなによりも重要だったんだ。小さなクラッシュはあったけど、十分走れたし、マシンやタイヤに対する感覚もどんどん良くなってきたんだ。コースは比較的覚えやすいから、レースウイークエンドではコンマ1秒でも早く走れるよう、チームとともに頑張るよ。」