EWC2022での出来事 第5回:スパ24、スリリングな展開でEWCに復帰
リエージュ24時間レースの精神を復活させ、FIM世界耐久選手権2022年シーズンの第2戦を飾ったスパ24時間EWCレースは、6月4日に華々しくスタートを切った。
このベルギーの伝説的なサーキットで、満員のメインスタンドと照りつける太陽のもと、華麗なルマン式スタートが切られた後、スタートからの1時間では、何度もトップが入れ替わるという激しい争いが繰り広げられた。
トップ5のグレッグ・ブラック選手、マービン・フリッツ選手、ジョシュ・フック選手、フロリアン・マリノ選手、マーカス・ライターバーガー選手が何度も息をのむようなオーバーテイクを繰り返し、次々とトップを奪い、会場にいるファンや世界中のライブ中継を見守るファンを魅了した。
最終的には、BMW Motorrad World Endurance Teamのマーカス・ライターバーガー選手がトップでゴールし、TATI Team Beringer Racingが2位を獲得した。そして、雨に見舞われた最終ラップでは、EWC史上に残るような激しい3位争いが繰り広げられたのであった。