F.C.C. TSRホンダ・フランス、鈴鹿でタイトル獲得に挑む

2018-06-25T13:30:08+02:002018年6月25日|2017-2018, 2018年 鈴鹿8時間|

F.C.C. TSRホンダ・フランスは、GMT94ヤマハに10ポイントリードして、鈴鹿8時間を迎える。7月29日のEWCグランド・フィナーレでは、日本チームとして初となる世界タイトル獲得を目指す。

24時間モトスとオッシャースレーベン8時間で勝利を収めたF.C.C. TSRホンダ・フランスは、2017‐2018年FIA EWC世界選手権タイトルの獲得チャンスを手にしている。7月29日に鈴鹿で行われるレースに向けて、現チャンピオンのGMT94ヤマハに10ポイント差をつけてのリードに立っている同チーム。しかし、EWCグランド・フィナーレの勝者は45ポイント獲得することができるため、タイトルチャンスを残しているチームも多く、鈴鹿8時間では多くのコンテンダーが勝利を狙っていく。

ターゲット:世界タイトル
藤井正和率いるチームが、鈴鹿で母国戦に臨む。#5のホンダに乗るフレディ・フォレイ、アラン・テッチャー、ジョシュ・フックが目指すゴールは、ただ一つ。日本チームとして初となる、耐久選手権での世界タイトル獲得だ。

F.C.C. TSRホンダ・フランスは、これまでに鈴鹿8時間で3回勝利を収めており、昨年は3位でのフィニッシュを果たしている。しかし、今年はより緊迫した状況にあるとチームマネージャーの藤井正和は語る。
「今季、我々が一番重要にしているターゲットは明らか。最終ゴールは、世界タイトルを獲得することだ。鈴鹿で勝てるチャンスが少しでもあるなら、もちろん狙っていく。しかし、一番の目標は、選手権を制すること。
鈴鹿サーキットは、自分たちのホームグラウンド。ワークショップは、サーキットから500mしか離れていない。だから、絶対に鈴鹿を落としたくない。GMT94より上でフィニッシュすれば、FIM EWC選手権タイトルを獲得することができる。それが目標だ。しかし、もちろんレースで勝つことにも挑む。それでこその耐久レースだ。だから、できる限り一番いい順位でフィニッシュすることに、全力を尽くす」

他にも多数チームがグランド・フィナーレで激突
鈴鹿でのEWCグランド・フィナーレでは、タイトル候補のF.C.C. TSRホンダ・フランスとGMT94ヤマハを相手に、数々のチームが挑んでくる。2017-2018 FIM EWCの暫定スタンディングスで3番手につけるホンダ・エンデューランス・レーシングにも、現実的にタイトルの可能性を残している。この鈴鹿8時間のエントリーリストには、日本のマニュファクチャラーが勢揃い。スリリングな戦いを展開する。
ここ3年、勝利を飾っているヤマハ・レーシングもグリッドに登場。HRCホンダは、台風の目となる活躍が期待される。昨年、2位に入ったカワサキ・チーム・グリーンは、ポディウムの頂点を狙う。ヨシムラ・スズキ・モチュール・レーシングは、2009年以来の勝利を目指す。