F.C.C. TSR HONDA FRANCE、ルマンのトップを維持

2020-08-30T10:04:26+02:002020年8月30日|2019-2020, 24 Heures Motos 2020|

日本のホンダチーム、F.C.C. TSR Honda Franceは、ドゥカティのERC Enduranceがリタイアを余儀なくさせられた夜が明けた後も、Suzuki Endurance Racing TeamとWebike SRC Kawasaki Franceの猛追を受けながら、ルマン24時間レースのトップを堅守している。

F.C.C. TSR Honda Franceは、レース開始後の3時間後あたりからトップをキープ。新型のCBR1000RR-Rとブリヂストンタイヤの組み合わせは、コースコンディションが変化するルマンに最適な組み合わせと言えそうだ。日本勢は、このままレースを戦い抜いていきそうだ。そんな中、カワサキチーム、Webike SRC Kawasaki France Trickstarは、F.C.C. TSR Honda Franceにとって、最も危険なライバルになると思われていた。しかし、Webike SRC Kawasaki France Trickstarは、ミシュランタイヤに慣れてきたものの、深夜2:00頃(CEST)にマシントラブルに見舞われ、タイムを落とした。この隙に2位に浮上したのは、Suzuki Endurance Racing Team(ダンロップ)だった。

レース序盤でトップに立ったBMW Motorrad World Endurance Team(ダンロップ)は転倒し、4位に後退。ポールシッターのYART Yamaha(ブリヂストン)も、同様のトラブルに見舞われたが、なんとか5位まで浮上してきた。

ファクトリー勢の後塵を拝しているが、VRD Igol Pierret Experiences、Wójcik Racing Team、3ART Best of Bike(エンジンオーバーヒートの危険性があるにもかかわらず)のヤマハ勢のプライベート3チームが後につけている。

ドゥカティファクトリーチーム、ERC Enduranceは、燃料切れ、流出、技術的な問題など未経験の問題が次々と発生していなければ、レースを引っ張るファクトリーバイクの集団に加わっていたかもしれない。チームは、そのたびに辛抱強く走り続け、再び上位を狙うためにコースに何度も戻ってきた。しかし、ドゥカティ・パニガーレV4 Rは、早朝の5:30頃(CEST)に電気系統のトラブルでとうとう力尽きてしまった。

朝7:00(CEST)の時点で9位につけていたドイツのGERT56 by GS Yuasaは、完璧なレースを展開しており、現在はイタリアのNo Limits Motor Teamを抑えてスーパーストッククラスをリードしている。何度かの転倒に見舞われたにもかかわらず、Moto Ainは、Team 33 Coyote Louit Motoを抑え、スーパーストッククラスの表彰台争いを続けている。

スーパーストッククラスのMaco Racing Teamは、11位で周回を重ねている。

雨と予測不可能なコースコンディションは、好成績を収めていたチームの希望を打ち砕いた。トップ10に入っていたNational Motosは、レース開始から2時間以上が経過したところでエンジントラブルによりリタイアとなった。BMRT 3D Maxxess NeversとRAC41 Chromeburnerは、序盤の数時間でトップ5に入っていたが、何度もクラッシュを繰り返してしまい、リタイアとなってしまった。また、Wójcik Racing Team 2もクラッシュにより、深夜に撤退を余儀なくされた。

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