F.C.C. TSR HONDA FRANCE、後方との差を拡大
ルマン24時間レースは、スタートから8時間が経過。F.C.C. TSR Honda Franceが、Webike SRC Kawasaki France Trickstarに2周、Suzuki Endurance Racing Teamに3周の差をつけてトップを快走している。スーパーストッククラスでは、Moto Ainがトップを走る。
ルマン24時間レースは、雨が降る中でのスリリングな序盤となったが、日本のチーム、F.C.C. TSR Honda Franceは、着実に後続とのリードを広げ、8時間が経過した現在では、Webike SRC Kawasaki France Trickstarに2周、Suzuki Endurance Racing Teamに3周の差をつけている。
BMW Motorrad World Endurance Teamは、クラッシュにより遅れ、トップからは6周差、2つの強豪プライベートチームの前の4位を独走。ヤマハ勢のVRD Igol Pierret Experiencesと3ART Best of Bikeは、5位と6位につけており、YART Yamahaの前を行く。ポールポジションからスタートし、レース序盤をリードしていたオーストリアのヤマハファクトリーチーム、YART Yamahaは、転倒をきっかけに遅れを取ってしまった。
F.C.C. TSR Honda Franceは、スタートグリッドのトップ5チームとレース開始から8時間経過後のトップ10チームに与えられるポイントにより、暫定順位を上げたが、未だ、BMW Motorrad World Endurance Teamの先を行くSuzuki Endurance Racing Teamがトップであることには変わりはない。
ドゥカティファクトリーチームであるERC Enduranceは、第1スティント終了時に燃料切れを起こし、多くの時間をロスしてしまったため、今の段階では大きく出遅れている。しかし、まだレースは16時間が残っている。
猛追を見せるスーパーストックチームたち
スーパーストッククラス暫定首位であったMoto Ainは、転倒を喫したものの、レース開始から8時間が経過した現時点で、レースをコントロールし、No Limits Motor TeamとGERT56 by GS Yuasaを抑えて7位を走っている。8時間経過時点でのポイント獲得により、Moto Ainは、FIM耐久ワールドカップ暫定ランキングの首位の座をさらに強めた。
スーパーストッククラスでポールポジションからスタートしたTeam 33 Coyote Louit Motoは、レース序盤の不調を受けて現在クラス4位を走行している。また、スーパーストッククラスのもう1つの有力候補であるBMRT BMRT 3D Maxxess Neversも、クラッシュにより遅れている。