FIM EWC Q&A インタビュー:ニッコロ・カネパ選手(YART YAMAHA)
FIM EWC 2019-2020年シーズンにおいて、準チャンピオンを獲得したYART Yamahaは、2021年もマービン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手、ニッコロ・カネパ選手という変わらぬライダーラインアップで世界タイトルを目指す。2021年2月中旬のテストで負傷したニッコロ・カネパ選手にインタビューを行った。
Q:まず、2月のに負った怪我の調子はどうですか?
ニッコロ選手:順調に回復していて、すでにコースで練習しているよ。とにかく、ルマン24時間レースの延期を聞いたときは、うれしかったよ。足首の怪我の回復に時間がかかりそうだったからね。チャンピオンシップの開幕戦には、万全のコンディションで臨むことができるよ。
Q:6月のルマン24時間レースには、3人とも最高の状態で臨めるのでしょうか?
ニッコロ選手:それが目標だよね。ルマンの事前走行テストでもそうだったけど、今年のチャンピオンシップのレベルは本当に高いんだよ。でも、僕たちのマシンも去年に比べると格段に良くなっているのからね。レースが始まるのが待ち遠しいよ。
Q:YART Yamahaは、2019-2020年シーズン、とても強くなったと感じましたが、2021年シーズンにおいて、世界タイトルを争うための最大の武器は何ですか?
ニッコロ選手:マシンの電子制御システムにいくつか変更を加えたんだ。それにファクトリーからのサポートもさらに充実しているんだよ。あと、僕たち3人のライダートリオが去年と同じということも素晴らしいよね。なぜなら、僕たちには強い絆があって、お互いをよく理解しているからね。
Q:ブリヂストンは、Yoshimura SERT Motulをはじめ、EWCのトップチームのうち3チームに供給することになりました。タイヤの優位性が失われる心配はないのでしょうか?
ニッコロ選手:ライバルが増えれば、もちろん、難しいレースになる。これまでと同じように、それらのチームがより強力なライバルになることは間違いないね。
Q:2021年のFIM EWCタイトル獲得に向けて、最も注目しているライバルはどこですか?
ニッコロ選手:ファクトリーチーム陣は、みんな強いし、どこがチャンピオンになってもおかしくないんだ。だけど、僕は、自分たちのチームとマシンを本当に信用しているだ。