GMT94ヤマハ、ボルドールで勝利
昨シーズンのチャンピ […]
昨シーズンのチャンピオンであるGMT94ヤマハは、2007年以来初めてボルドールでの勝利を収めた。フランスを拠点とするヤマハのファクトリーチームは、Penz13によるBMWモトラッド・チームとホンダ・エンデュランス・レーシングを抑え、勝利している。
なおホンダ・エンデュランス・レーシングの後方4位フィニッシュを果たしたのは、Völpker NRT48 Schubert Motorsだった。同チームには女性ライダーのルーシー・グロックナーが所属し、表彰台を懸けて激しく順位を争った。
ホンダ・エンデュランス・レーシングとVölpker NRT48 Schubert Motorsは共に673周を走破したが、結局0.989秒差でホンダ・エンデュランス・レーシングに軍配が上がった。
GMT94ヤマハ、ボルドールを完全制覇
FIM EWCの昨シーズンチャンピオンであるGMT94ヤマハは、新シーズンのオープニングレースで圧倒的な強さを見せ、ボーナスポイント20ポイントを含む合計60ポイントを手にした。2位につけた差は9周である。
Penz13によるBMWモトラッド・チームは2位。燃料補給時のトラブルにより一時大きく後退したものの、3人のライダーがペースを上げ、表彰台登壇を果たした。
ホンダ・エンデュランス・レーシングは、電気系及びオルタネーターのトラブルに見舞われ、スローダウンを余儀なくされた。そのため、Völpker NRT48 Schubert 元rsと激しく3位を争うこととなったが、最終的にはホンダ・エンデュランス・レーシングが3位。Völpker NRT48 Schubert Motorsは惜しくも表彰台には届かなかった。IV Racing BMW CSEUが5位だった。
F.C.C TSRホンダ・フランスは、3番グリッドからスタートし、日曜日の朝にはGMT94ヤマハから首位の座を奪った。しかし午前11時頃に痛恨のクラッシュ。レースに復帰することはできたものの、6位が精一杯だった。
スズキ・エンデュランス・レーシング・チームは、新しいGSX-R1000を走らせた。しかし、電気系やメカニカル系に幾つかのトラブルが発生し、7位に終わっている。
スーパーストッククラスは、総合8位が最上位
スーパーストッククラスは、総合8位のTati Team Beaujolais Racingが最上位だった。彼らは素晴らしい走りを見せ、EWCクラスのスズキ・エンデュランス・レーシング・チームと同一周回、わずか33秒差でのフィニッシュとなった。Team 33 Accessoires Louit Motoが総合9位、クラス2位でフィニッシュラインを通過している。
完走わずか29台のサバイバルレース
今年のボルドールは、非常に過酷なレースとなった。参加車両59台のうち、チェッカーフラッグを通過したのは29台のみ。優勝候補も、レース序盤で続々とリタイアを喫した。
カワサキSRCはファステストラップ1分58秒386を記録する速さを見せレースをリードしたが、エンジンが壊れてしまい、わずか18周目にリタイアとなった。YARTヤマハも野左根航汰のクラッシュの後、土曜日の夜21時頃にリタイアを余儀なくされている。
Team Tecmas BMWも先頭集団を走っていたが、夜間にエンジンが壊れてリタイア。Team 18 Sapeurs Pompiersは10周目にやはりエンジンが壊れ、リタイア第一号となった。Maco Racingもレースの1/4が消化する頃リタイアしている。
夜間にもリタイアが相次いだ。Yamaha Viltaïs Experiences、Moto Ain CRT、RAC41 Hondaはクラッシュして戦線を離脱、Ecurie Chrono Sport、WSB Endurance、Atomic Motosportはエンジンが壊れ、Team April Moto Motors Events電気系にトラブルを抱えた。
ボルドールの期間中、ポール・リカールには68000人の観客が訪れた。これは昨年比で5%増の数字である。