GMT94ヤマハがスロバキア8時間で優勝

2017-06-24T00:00:00+02:002017年6月24日|2016-2017, 8 Hours of Slovakia Ring 2017|

GMTヤマハは初開催 […]

GMTヤマハは初開催のスロバキアリンク8時間耐久で勝利し、FIM EWCで3連勝達成した。

GMT94ヤマハのデビッド・チェカ、ニコロ・カネパ、マイク・ディ・メグリオはトップに君臨するチャンピオンのスズキ耐久レーシングチーム(ビンセント・フィリッペ、エティエンヌ・マソン、アレックス・カドリン)とホンダ耐久レーシング(ジュリアン・ダ・コスタ、セバスチャン・ギンバート、フレディ・フォーレイ)を打ち負かし、勝利を収めた。ホンダはシーズン初の表彰台を獲得した。

ドラマやトラブルが詰まったスロバキアリンク8時間耐久は、最初から最後までサスペンスで満ちたレースとなった。ビンセント・フィリップによるスズキ耐久レースチームの素晴らしいホールショットの後、2人のオーストラリア人であるF.C.C.ホンダのジョシュ・フックとYARTヤマハ・オフィシャルEWCチームのブロック・パークスは、互いにリードを奪い合った。

高い路面温度だったことにより慎重なスタートとなったが、スズキ耐久レーシングチームがコースアウトとパンクによって後退する中、GMT94ヤマハはトップ争いに急上昇した。

早期のトラブル

レース3時間を少し越えたところで運命は最初の打撃を与える。F.C.C.TSRホンダはエンジンシャットダウンの問題を抱え、後退することになった。F.C.C.TSRホンダはピットで多くの時間を失い、結局21位でレースを終えることとなった。

YARTヤマハ・オフィシャルEWCチームとGMT94ヤマハが勝利に向かって戦っている間、YARTはチェーンアジャスターの問題を解決するために3周遅れとなった。

スズキ耐久レースチーム、マコレーシング、ボリジャーチームスイス、ホンダ耐久レースの4チームが表彰台への戦いに残った。しかし、マコレーシングはクラッシュのために表彰台を得ることができず、ボリジャーチームスイスは電気系統の問題で後退した。

鈴鹿でのFIM EWCグランドフィナーレ

最終的には、スズキ耐久レーシングチームとホンダ耐久レーシングチームの間で準優勝が争われた。SERTによってFIM EWC 2016-2017の暫定順位表の首位を保ち、GMT94ヤマハは1点リードでグランドフィナーレの7月末の鈴鹿8時間耐久レースへと向かう。

ヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスがワールドカップで優勝

スーパーストッククラスでも、スロバキア8時間耐久を象徴とする劇的な出来事があった。モトアインCRTがレースに勝利しワールドカップも獲得するように見えたが、レーススタートから3時間というところで凄まじいクラッシュを起こし、表彰台を逃すこととなった。

これにより、ヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスのフロリアン・アルトとバスティン・マケルスが、カテゴリー首位を奪った。しかし、ベルプケルNRT48シュバルトモーターがレースの最後の1時間で彼らからのリードを奪った。ステファン・ケルシュバウマー、ジャン・バン、ジュリアン・パフェによるドイツチームのBMWは、フィニッシュラインを超えた最初のスーパーストックマシンで総合5位となり、EWCダンロップ独立チーム賞と4,000ユーロを獲得した。

ヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスは、スーパーストックで勝利と同じくらいの意味を持つ2位となった。これにより、モトアインCRTを僅か1ポイントの差で下して、FIM EWCワールドカップを勝ち獲ることとなった。ニコロ・ロッソ、ケビン・マンフレディ、アンドレア・ボスコスクロによるイタリアチームのノーリミット・モーターチームが3位に入った。