HRC、鈴鹿8耐の第1回目練習走行で猛烈な速さを見せる
FIM世界耐久選手権2022年シーズン第3戦、”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会の練習走行が金曜日の朝に行われ、長島哲太選手が2分05秒台のラップを連発し、今週末のTeam HRC #33のポテンシャルを見せつけた。
ホンダワークスライダーの長島選手は、ブリヂストンタイヤを装着したCBR1000RR-RSPでまず2分05秒965を記録。次のラップには2分05秒823までタイムを短縮させ、湿度の高い鈴鹿サーキットで2番手以下を1.7秒以上引き離した。
今日のコンディションはここ数日の中で一番気温は低かったかもしれないが、今週のテスト走行日からペースが一気に上がっているのは確かだ。
そして、2番手には、同じくブリヂストン製タイヤを装着するYART – Yamaha Official Team EWCのヤマハ YZF-R1を駆るカレル・ハニカ選手が、ストレートで最も遅いマシンのひとつであるにもかかわらず、コーナリングスピードでそれを補いつつもそれ以上の速さ見せ、2分06秒408を記録し、2時間半のセッションを終えた。
ライダーが迎えた朝は霞がかかり、空気中の湿度はかなり高く、ターマックの一部が黒っぽく見えることから、ある程度の湿度がラ免状にもうかがえる状況ではあったが、完全に濡れているような状況ではなかった。練習走行では、スーパーストックのライダー達が2度の赤旗中断を余儀なくされたが、この2人のライダーは、タイミングスクリーン上で直ちに無事を宣言し、ほぼ問題なく行われた。
FIM EWCに参戦するYARTが最も早く、Yoshimura SERT Motul #1の渡辺一樹選手がブリヂストンタイヤを装着するGSX-R1000Rで2分07秒137を記録し、総合5番手と獲得した。続いて#5 FCC TSR Honda France CBR1000RR-Rが6位、#37 BMW Motorrad World Endurance Teamがダンロップタイヤを装着するM1000RRで2分08秒050を記録して9位となった。
ダンロップタイヤを装着するWebike SRC Kawasaki France ZX-10RR #11が2分09秒373で総合15位に入り、ブリヂストンタイヤを装着するHonda Asia-Dream Racing with SHOWA #88のCBR1000RR-Rが2分11秒803を記録している。
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