HRC長島選手、EWC鈴鹿8耐予選1回目で2分04秒台に突入

2022-08-06T04:24:13+02:002022年8月5日|2022|

鈴鹿8耐公式予選1回目で、Team HRCの長島哲太選手がホンダ CBR1000RR-RSP #33を駆り、クリアラップで素晴らしい走りを披露。タイムを2分04秒台に乗せ、公式予選1回目第1セッションの幕開けを飾った。

長島選手はブリヂストンタイヤの性能を余すところなく発揮し、2分04秒942の好タイムを記録。20分間のブルーライダーセッションで、途中、観客に手を振りながら、ピットに戻った。

33は、ブリヂストン装着のYZF-R1を駆るYART-Yamaha Official Team EWCの#7、マービン・フリッツ、Astemo Honda Dream SI Racing Honda CBR1000RR-R 17に1秒以上の差をつけ、3番手としてセッションを終えた。

EWC参戦勢では、FCC TSR Honda Franceのジョシュ・フック選手がブリヂストンを装着するホンダ CBR1000RR #5を駆り、6番手タイムを記録。一方、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMは、マーカス・ライターバーガー選手がダンロップタイヤ装着のBMW M1000RR #37で2分06秒963を記録し、総合10位を確保した。

なお、Yoshimura SERT Motul GSX-R1000R #1は、週明けのテストでシルバン・ギュントーリ選手が手を負傷し、このセッションを欠場した。

イエローライダーセッションでは、YARTのニッコロ・カネパ選手が2分05秒863で2分05秒台に突入し、Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hのカワサキ ZX-10RR #10のハンドルを握るアレックス・ロウズ選手や、3番手のHonda #33の高橋巧選手のタイムよりコンマ3秒以上速いタイムを記録。イエローライダーセッションはYARTの独壇場となった。

イエローライダーEWC勢では、BMW #37のイルヤ・ミハルチク選手が、総合5位のタイムを、HONDA #5のジノ・レイ選手が総合7位のタイムを記録し、活躍した。SERTから初参加のグレッグ・ブラック選手は、8番手のタイムとなる2分07秒373を記録した。

8耐公式予選1回目最後のグループであるレッドライダーセッションが始まるとき、誰もが激しいタイムアタックを期待していたが、高い湿度に覆われていた天候が、当初はコースの一部分だけだったものの、徐々に降水へと変わり、その期待は裏切られた。そして、その後、皮肉なことに、太陽が別の方向からその日初めて姿を現した。

20分間のセッションの大半はレッドコンディションとなり、各チームはコースに出ることができなかった。セッションの後半数分間でタイムアタックを試みたチームでは、Honda #5のマイク・ディ・メリオ選手がTEAM KODAMA #50のヤマハ YZF-M1のコンマ4秒差遅れの2分10秒556を記録した。
次のマシンはこのタイムよりも6秒近くも遅く、レッドセッションの天候状況を物語っている。

“現在、鈴鹿の上空も明るくなり、公式予選2回目は日本時間15:50から開始される。

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