Kawasaki Team Greenが鈴鹿でポール獲得
トップ10トライアルが午前中の降雨によりキャンセル、代わりに行われた予選走行で、Kawasaki Team Greenが鈴鹿8時間のポールポジションを獲得した。Red Bull Honda with 日本郵便がヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームをかわしてグリッド2番手に浮上した
午前の雨で鈴鹿8時間のレースコントロールはトップ10トライアルのキャンセルを余儀なくされ、代わりに規定により前日トップ10につけたチームによる通常の予選セッションが行われた。
今日のセッションでは、まずヨシムラスズキMOTULレーシングのブラッドリー・レイが飛び出したが、Kawasaki Team Greenのレオン・ハスラムが2:05.984を叩き出して主導権を取り戻すと、5,821mのコースでジョナサン・レイが2:05.722、2:05.403と好タイムを連発した。
FIMスーパーバイクの王者に3度輝いているレイは、今日もファステストタイムをマークしたが、チームメイトのハスラムも鈴鹿で2分06秒を切るタイムをマークしている。
カワサキ勢が鈴鹿でポールを獲得したのは、1995年以来。Kawasaki Team Greenは一躍優勝候補に名乗りを上げ、ジョナサン・レイ、レオン・ハスラム、渡辺一馬を擁するチームがポールからスタートする。Red Bull Honda with 日本郵便は、この日2:06.127をマークして後に続いた。このホンダHRCのチーム(高橋巧、中上貴晶、PLジェイコブセン)は、この日の午前、一気にパフォーマンスを上げ、最終的にグリッド3番手となったヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームを先行した。
鈴鹿3連覇中のこのヤマハ勢は、この日も問題に直面した。今日序盤に行われたフリープラクティスでクラッシュを喫した中須賀克行は、まだ手と肩に痛みが残っている。ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは明日、中須賀が予定通りアレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークとともにレースを走るのかどうか、判断を迫られる。
MuSASHi RT HARC-PRO Hondaも、パフォーマンスを高めてきた。ドミニク・エガーター、水野涼、ランディ・デ・プニは4番手からスタート、ヨシムラスズキMOTULレーシング(津田 拓也、シルバン・ギュントーリ、ブラッドリー・レイ)が後に続いた。
この日、予選の上位10チームによる予選セッションでは、後続の順位に変動はなく、YARTヤマハはグリッド8番手を維持した。
第41回鈴鹿8時間は、日曜日11時半にスタート、フィニッシュは19時半に予定されている。
レースの模様はシリーズ公式webページ fimewc.com 、ライブタイミングはwww.fimewc.com/live-timing で確認できるほか、Facebook、ツイッター、FIM EWCのスマホアプリ(iOS または Android)でもチェックすることができる。