National Motosのホンダマシンのシートに座ったステファン・エゲア選手、グイラーム・アンティガ選手、エンツォ・ブーロム選手の3人は、スーパーストッククラス1位を狙っていたが、燃料切れを起こし、優勝を逃してしまった。しかし、総合9位、スーパーストッククラス2位でゴールし、EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーと賞金4,000ユーロを獲得した。

ヒューゴ・クレア選手、ヨハン・ニゴン選手、マチュー・ルシアナ選手のライダートリオを率いるヤマハプライベートチームのTeam 18 Sapeurs-Pompiers CMS Motostoreは、レース序盤で転倒したものの、後半は見事な走りでスーパーストッククラスの3位表彰台に上り、EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーの2位を獲得し、賞金3,000ユーロを手にした。

クリスチャン・ガマリノ選手、コレンティン・ペロラリ選手、ルカ・ヴィターリ選手の3選手が駆るTeam 33 Louit April Motoのカワサキマシンは、好スタートを切ったものの、エストリルの暑さの中で苦しいレースを強いられた。しかし、最終的には、Sapeurs-Pompiersから1周遅れのスーパーストッククラスの4位、EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーの3位でゴールし、2,700ユーロの賞金を獲得することができた。

エストリル12時間レースでダンロップタイヤを使用した4位から10位までの7つのプライベートチームにも、2,300ユーロから500ユーロまでの賞金が授与された。

EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーは、FIM EWCのプロモーターであるEurosport EventsとFIM世界耐久選手権の各レースの主催者、タイヤメーカーのダンロップにより、6年連続で開催されているもので、コンストラクターから直接サポートを受けていないダンロップタイヤを使用しているプライベートチームを支援するものだ。2021シーズンでは、EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーに参加するチームを支援するため、計12万ユーロが用意されている。

2021年エストリル12時間レース – EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィー ランキング