NO LIMITS、その野望に変化なし、限界なし
No Limits Teamは、2022年FIM世界耐久選手権でのさらなる飛躍のために、勝利への方程式を頼りにしている。
このイタリアンチームは、優秀なチームスタッフをと共に、2021年シーズンのプライベートチームタイトル獲得とFIMチーム・ワールドカップでの準優勝という好成績獲得に貢献したケビン・カリア選手、アレクシ・マスブー選手、ルカ・スカッサ選手という才能あふれるライダートリオとの契約も継続させた。
No Limits Teamとイエローxブラックをイメージカラーとするスズキ GSX-R1000 #44を管理するモレノ・コデルッピ監督は、次のように語っている。
「我々は、このスポーツに対する情熱を失うことなく、さらにその情熱に加えて、技術、意志、そして、私たちが世界耐久選手権で最高のチームであることを認めてもらうための願望があることを明確に認識し、より高いハードルを設定したんだ。
2021年シーズンでのインディペンデント・トロフィー獲得は、本当にうれしかったんだよ。だってそれは、我々がSSTとEWCの両方で最高のプライベートチームであるということの証明だからね。まさに、それはチーム全員でやってきたことが間違いではなかったという評価を得た瞬間だったんだ。」
No Limits Teamは、2度の3位入賞と最終戦モスト6時間レースでクラス優勝を果たすなど、2021年スーパーストッククラスで4戦中3度の表彰台を獲得。その結果から、2022年のライダーラインナップのテコ入れを行わずに済んだ。
「ルカ、ケビン、アレクシスの3人を、今季のライダーとして再び起用するということについて、何の迷いもなかったんだ。」とモレノ監督は語る。「2021年シーズンが終わったときには、彼らにライダーとして残ってもらうことを提案していたんだ。スポーツディレクターであるマウリツィオ・カルボニャーニも、この意見に完全に賛同してくれたんだ。」
ケビン選手:非常に強い才能を証明したルーキー。
イタリア人のケビン・カリア選手(27歳)は、No Limits Teamと2年契約を結んでおり、その2シーズン目を迎えている。
モレノ監督の評価
「ルーキーでありながら、この迫力ある耐久レースに完璧に溶け込み、他の競技にエネルギーを注ぐことなく、このチャンピオンシップにすべてを捧げたいという強い意志を示してくれた。」
フランスから、速く:
アレクシ・マスブー選手の提携は2022年まで続く。カリアと同じくフランス人のアレクシ・マスブー選手(34歳)は、2021年のEWCシーズンからNo Limits Teamに加入。モレノ監督の評価「アレクシは、長距離でのレースで素晴らしい経験を持っており、昨年の初めに「一緒にレースをしよう」という偶然に近い接触から、この素晴らしい契約が生まれたんだ。だから、特別に確認する必要はなかったんだ。」
5度目の正直:
No Limits Team残留を決意した長期メンバーのスカッサ。イタリア人ライダーのルカ・スカッサ(38歳)は、EWC2017-18年シーズンからNo Limits Teamに在籍。
モレノ監督の評価
「彼が今年も我々と一緒に戦うという決断は、簡単にもらえそうにはないと思っていたんだ。彼自身、私に直接、もしくは公の場で、EWCへのステップアップを希望しているといっていたからね。でも、我々が到達したレベルは、ルカはレースウィーク中だけではなく、コース外でもチームに対する野心や目標を示してきてくれたんだ。その協力があったからこその結果でもあったからね。そんなことであきらめたりはしないよ。だからこそ、彼との5年間連続の契約は、私にとって大きな誇りでもあるんだ。」
No Limitsチームは、Platform Basket、Pier Giorgio Salvarani、Movin、Hi-Tech Consulting Srl、Effemme Piattaforme、Frenco Srl、SmartLocker Italia、Centro Servizi Drago、GF Ferramenta、SC-Project、Ognibene Chaintech、BITUBO RACE SUSPENSION、Sprint Filter、Ariete、Dunlop Moto、Biemme Moto、Syneco Bologna Truck、Euro RacingとMotoptionalからサポートを得ている。
現在、4月16-17日に開催されるEWCの開幕戦、ルマン24時間レースに向け、準備を進めている。