SERTがレースを牛耳る
ボルドール24時間耐久レースにて、開始から16時間が経過した今もSERTがトップを走る。2番手はTrick Star RacingのKawasaki、そして3番手はホイールアクスルのトラブルを乗り越え、見事な追い上げを見せたTeam Kawasaki SRC。
Suzuki Endurance Racing Teamの率いるライダー、Vincent Philippe選手、Anthony Delhalle選手、そしてEtienne Masson選手達は見事な集中力を発揮しさらにリードを広げる。午前7時の時点で、SERTは、今回ボルドール初出場にして2番手のTrick Star Racingに9周の差をつけている。鈴鹿8耐のレギュラーチームであるこの日本チームは、初のボルドール24耐をErwan Nigon選手、Osamu Deguchi選手、そして Hitoyasu Izutsu選手の3人のライダーで挑んでいる。3番手のTeam SRC Kawasakiは序盤ホイールアクスルのトラブルによって足止めを食らうがGregory Leblanc選手、Randy de Puniet選手 及びFabien Foret選手は諦めずに見事な走りで追い上げ、今朝の時点で Trick Star Racingのすぐ後ろまで追いつく。
Team SRC Kawasakiの追い上げに耐え切れず、レース開始から16時間が経過した時点で4番手となったのはGreg Junod選手、Anthony dos Santos選手、及び Marko Jerman選手率いるMaco Racing、そして5番手はShinichi Ito選手、Damian Cudlin選手、及びKazuma Watanabe選手率いるF.C.C. TSR Hondaとなる。
6番手はTeam Billiger Switzerland、そしてその後ろに控えるのはスーパーストックのマシーン3台;Yamaha Moto Ain (Alexis Masbou選手、Johann Nigon選手、及びHugo Clere選手)、Tati Team Beaujolais Racing (Julien Enjôleras 手、Dylan Buisson選手、及びAnthony Violland選手)、そして Team 3Art Yam’Avenue (Louis Bulle選手、Alex Plancassagne選手、及び Luca Marconi選手)。スーパーストックの立役者の一人Yamaha Viltaïs Experiencesは給油に手間取り順位を落とす。
ただ今朝の一大事はYART Yamaha Official EWC Teamの下で起こった。2番手を維持していたがエンジンのトラブルに見舞われ、Broc Parkes選手、Josh Hayes選手、及びSheridan Morais選手は余儀なくリタイヤすることになる。
Honda Endurance Racing とGMT94 Yamahaは序盤の転倒によって大分で遅れてしまっていたが、今なお追い上げを継続している。それぞれ11番手及び18番手で残念ながら16時間経過時にTop10に与えられるボーナスポイントを逃す。