SRCカワサキ・フランスがリードを奪取
ボルドールは、その時点での上位10チームにボーナスポイントが与えられるレーススタートから16時間が経過し、チームSRCカワサキ・フランスが首位に与えられる10ポイントを獲得した。同チームは午前2時に首位に浮上し、スズキ・エンデューランス・レーシング・チーム、Wepolレーシングのヤマハに対して、3ラップの差をつけている。
土曜日夜の順位は、夜間走行に入ると大きく変動した。チームSRCカワサキ・フランスが首位に返り咲き、ライバルに対し3ラップの差をつけている。ランディ・デ・プニ、ジェレミー・グアルノーニ、デビッド・シェカは、スズキ・エンデューランス・レーシング・チームを寄せ付けないために努力を続けている。
日付が変わる頃に向かってリードを守っていたスズキ・エンデューランス・レーシング・チームは、クラッシュによりフットレストプレートにダメージを負いスローダウン。ビンセント・フィリッペ、エティエヌ・マッソン、グレッグ・ブラックは、ハードにプッシュし、2番手まで挽回している。
そこまでにチームは、ヤマハWepolレーシング(ダニエル・ウェッブ、マシュー・ラグリーブ、シェリダン・モライス)と、カワサキ勢のボリガー・チーム・スイス(ローマン・スタム、ロビン・ミュルヘザー、セバスチャン・スエット、ジョナサン・ヒューゴ)、プライベーターの2チームとの熾烈なポディウム争いに立ち向かわなくてはならなかった。両チームはしっかりと先頭集団をマークし、レース16時間を経過した時点で、それぞれ3番手、4番手につけて、F.C.C. TSRホンダ・フランスを抑え続けている。昨シーズンの世界チャンピオンは昨晩、電子系トラブルにより後退を喫した後、今日の午前には5番手にまで挽回している。
現在6番手につけるYARTヤマハも、オイル漏れの後にニッコロ・カネパのクラッシュが続き、遥か後方から挽回している。
順位の顔ぶれからは、ワークス2チームが姿を消している。ホンダ・エンデューランス・レーシングはエンジントラブル、BMWモトラッド・エンデューランスはレース序盤のクラッシュでリタイアを喫している。
スーパーストッククラスはGert56がリードを堅守
スーパーストック勢では、Gert56が依然としてトップの座を守っている。ドイツのこのチームは、ここまで狂いのないパフォーマンスを続けており、現在総合7番手。その後を、今季はEWCにステップアップしてきたYamahaビルタイス・ピレ・エクスペリエンスが続いている。
昨シーズンのスーパーストック・ワールドカップの王者、Webike Tati Team Trickstarは、スーパーストック部門2番手、総合9番手。その後を、今大会がFIM EWCデビュー戦となるスウェーデンのSETレーシング(ヤマハEWC)が続いている。
スーパーストック部門のポディウムを目指していたジュニア・チーム・ルマン・スッド・スズキは、クラッシュにより夜の間に順位を下げている。