SRC カワサキが暫定ポール
チーム SRC カワサキ・フランスの勢いは止まらず、オッシャースレーベン8時間の暫定ポールを獲得。後に続いたのは、スズキ・エンデューランス・レーシング・チーム、 さらにワークス勢を抑えたプライベーターのWepol Racingだった。
フリー走行ではジェレミー・グアルノーニの活躍で圧倒的な強さを見せたチーム SRC カワサキ・フランスが、ジェレミー・グアルノーニ、デビッド・シェカ、エルワン・ニゴン、3人のライダーのラップタイム平均で暫定ポールを獲得した。このカワサキのワークスチームは、このドイツで獲得可能な最大ポイント、ポールポジションに対して5ポイント、オッシャースレーベン8時間での優勝に対しての30ポイント獲得を目指している。
後に続いたのは、スズキ・エンデューランス・レーシング・チームで、フリー走行では落ち着いた展開を見せていたが、この予選でも安定の強さを見せた。ビンセント・フィリッペ、エティエヌ・マッソン、グレッグ・ブラックはいずれも、1:27台を切るタイムでまとめている。
Wepol Racingがトップ3に
しかし、この日の午後、コースで最速ペースを見せたのは、1:26.161をマークした南アフリカのライダー、シェリダン・モライスだった。マイケル・ラバティ、ダニエル・ウェッブとともに挑んでいるモライス属するWepolのヤマハは、暫定グリッドで3番手につけた。リコ・ペンコファー率いるこのプライベーターチームは、ワークス勢と常にポディウム争いを展開している。プライベーター最強豪と目されているWepol Racingは、世界選手権の暫定スタンディングスでも3位につけており、タイトルも視野に入れている。
Wepol Racingの後塵を拝したのは、ヘビーウェイトのワークス3チーム:ホンダ・エンデューランス・レーシング、F.C.C. TSR ホンダ・フランス、YART ヤマハだ。VRD イゴール・ピエール・エクスペリエンスは7番手、ERC-BMW モトラッド・エンデューランスが後に続いた。
スーパーストック部門はバトルが勃発
スーパーカー部門では、GERT56 by GS Yuasa(BMW)がレースをコントロールし、全体の9番手。チーム33コヨーテ・ルイ・モト(カワサキ)、No Limits Motor Team(スズキ)が続いた。ジュニアチーム LMS スズキ(スズキ)は、アレクシス・マスボウがクラッシュを喫し、流れを失った。
予選2回目は、土曜日の午前遅めに行われるため、1回目よりもやや気温の低いコースでのペースアップを目指す展開となりそうだ。戦いは、オッシャースレーベンで午前11時から始まる。