Tati TeamとTrick Starが新チーム結成

2018-07-26T08:27:40+02:002018年7月26日|2017-2018, 2018年 鈴鹿8時間|

耐久レースから、また新たに素晴らしいパートナーシップが生まれた。Tati Team Beaujolais RacingとTrick Star Racingが合併し、FIM EWCタイトル獲得という共通の目標に向けて、それぞれの力を合わせて行く。

この2つのプライべーターチームは、いずれもカワサキ勢。フランス拠点のTati Team Beaujolais RacingはFIM EWCで5シーズンを過ごした後、スーパーストック世界カップでタイトルを獲得したばかりで、年々、実力を高めている。
日本拠点のTrick Star Racingは、2006年から鈴鹿8時間への参戦を続けている。2回目の参戦となった2009年の鈴鹿8時間(ライダーのラインナップには現チームマネージャー、鶴田竜二を含む)では、ポディウムフィニッシュを果たしている。
Trick Star Racingは2016‐2017シーズンにFIM EWCに参戦しており、Tati Team Beaujolais Racingとも同じコースで戦っている。この時は、Trick Star RacingがTati Team Beaujolais Racingのすぐ後ろの選手権10位に入った。再びフルシーズンのエントリーを行うためには資金が不足していたTrick Star Racingは、翌年はチーム力を高めるためにスーパーストックに参戦していた。

Tati Team Beaujolais Racingは新チームではテクニカル面での運営を担い、Trick Star Racingはスペアパーツ、予算を持ち込む他、鈴鹿ではトップ10の常連で、2016年にはTrik Starから参戦したボルドールで3位に入っている出口修をエントリーさせる。

新チームの歴史が始まるのは、9月にフランスのカステレで行われる2018-2019年FIM EWCの開幕戦、ボールドールから。新チーム、Kawasaki Tati Team Trick Starから、スーパーストッククラスのグリッドに、ジュリアン・エンジュラス、ケビン・デニス、出口修というラインナップで臨む。
「十分な予算とスポンサーに魅力のある体制を整えて、EWCクラスへ移行することを視野に入れている」とTati Team Beaujolais Racingのチームマネージャー、パトリック・エンジュラス。
「しかし、重要なことは前進し続けること。トップ5を目指す」

今年のボルドールでは、トレードマークのグリーンのカラーリングに、Trick Star伝統のパープルがあしらわれる#4 カワサキに要注目だ。