TATI TEAM BERINGER RACING、さらなる最速ライダーを獲得
Tati Team Beringer Racingは、2022年FIM世界耐久選手権に参戦する新たな最速ライダートリオを起用することに成功した。
フランスをベースとするカワサキチームのTati Team Beringer Racingは、2017-18年EWCチャンピオンであるアラン・テッカー選手のパートナーとして、グレゴリー・ルブラン選手とバスティアン・マッケルズ選手と契約した。
フランス人ライダー、グレゴリー選手(36)は、ルマン24時間レースで5勝、ボルドール24時間レースで4勝という耐久レースですばらしい戦績を残している。
ベルギー人ライダーのバスティアン選手もまた、近年のEWCレースでの活躍が著しく、2017年のFIMスーパーストックワールドカップでYamaha Viltaïs Expériencesの優勝に貢献した。彼はドイツのIDMスーパーバイク選手権でも活躍していたが、2021年シーズンはボルドール24時間レースの予選で負った怪我によってシーズンの欠場を余儀なくされた。
2018年のルマン24時間レースの勝者であるアラン選手もまた、波乱続きであった2021年シーズンに耐えた。Tati Team Beringer Racingから参戦したルマン24時間レースで、アラン選手(27)はレース最速ラップを記録するなど注目を集めたものの、翌週末のフランススーパーバイクレースで転倒を喫し、手の骨を2か所骨折し、数レースを欠場した。
Tati Team Beringer Racingのパトリック・エンジョラス監督は、我々に次のように語ってくれた。
「今シーズンのライダーラインナップには非常に満足しているよ。彼らはTati teamで走ることを望んで、我々と共に戦うという選択をしてくれたんだ。お互いの意思を確認した後は、すべてがスムーズに行われたよ。この3人のライダーの耐久レースでの実績は申し分ないからね。そして、我々の目標はトップ5に入ることだよ。」
EWC2021年シーズンでは、刮目できる成績は残せなかったものの、Tati Team Beringer Racingは、日本の世界最大級のバイク部品・用品オンラインショップ、Webikeがシーズン中の素晴らしいピットストップを行ったチームに贈る「Webike Trophy」とその賞金1万ユーロを手にした。この賞は、ボルドール24時間レースで行われた迅速なエンジン修理が評価され、贈られたものである。