TATI TEAM BERINGER RACING、FIM EWCの新たな主役に

2021-09-17T12:51:25+02:002021年9月15日|2021, Bol d'Or 2021|

パトリック・エンジョラス監督が運営するフランスのチーム、Tati Team Beringer Racingは、2021年世界耐久選手権において、最速チームのひとつに数えられるようになった。Tati Team Beringer Racingは、今シーズン開幕からの2戦において予選でトップ5に入るなどの速さを見せたが、決勝では残念ながら不運に見舞われた。しかし、ボルドール24時間レースには大きな期待を寄せている。

2017-2018年シーズン、FIMスーパーストック・ワールドカップで優勝したTati Team Beringer Racingは、その後フォーミュラEWCにカテゴリーをステップアップし、参戦し続けている。2シーズンにわたり、このカテゴリーでノウハウを積み、今年、カワサキマシン#4は、何度も注目の的となった。

ルマン24時間レースのスターティンググリッドで4位につけてたTati Team Beringer Racingだったが、転倒を喫し、リタイアしてしまった。アラン・テッカー選手は、ルマンでファステストラップを記録。エストリル12時間レースでも5番グリッドからスタートし、4位を走行していたが、接触事故によりそのポジションを失った。しかし、9月上旬に行われた合同テストでは、再びトップ5入りを果たした。

彼らの躍進の秘密は、カワサキZX-10Rを準備するために行った膨大な投資にある。フランスのエンジン開発スペシャリストであるAkiraは、現在、Tati Team Beringer Racingと共にマシンの開発作業を進めている。「Akiraは、我々と協力して開発を進めてくれていて、マシンのパフォーマンスを安定的に向上させてくれるんだ。24時間レースにも対応できるよう、強いマシンを作ってくれているよ。」パトリック・エンジョラス監督は語る。「彼らはスペシャルなパーツを持ってきてくれて、今では良いエンジンと良いシャシーを手に入れることができたよ。」

プライベートチームであるTati Team Beringer Racingは、予算の大部分をマシン開発に費やすことにした。そしてパトリック監督はこう続けた。「我々はとても慎重に行動しているんだ。レストランには行かないし、テストでは古いタイヤを使って走行している。ライダー達に十分なお金を払う余裕がないから、ライダー達が使った経費を清算しているだけなんだ。彼らが良い結果を出して注目を浴びてくれるために良いバイクを持っていたいんだよ。」

アラン・テッカー選手、セバスチャン・スエット選手、モーガン・ベルシェ選手のライダートリオは、もちろんTati Team Beringer Racingの総合的な強さに貢献している。

ボルドールの最終予選に向けて、唯一の不安要素はアラン選手の容態だ。アラン選手は、9月14日にポール・リカール・サーキットで行われた合同テストで、別のマシンと激しくぶつかってしまい、足に怪我を負ったが、
土曜日の決勝レースには参加できる見込みだ。Tati Team Beringer Racingはこの事故でマシンも失ってしまった。

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