TATI TEAM BERINGER RACINGトリオ、EWCでの予想外の表彰台に「信じられない」
フランスチーム、Tati Team Beringer Racingの才能あふれるライダートリオは、2022年FIM世界耐久選手権の第2戦、スパ24時間EWCレースで表彰台を獲得したことを振り返り、我々のインタビューに答えてくれた。
グレゴリー・ルブラン選手とアラン・テッカー選手は、負傷したバスティアン・マッケルズ選手に代わって起用されたロイック・アーベル選手とともに、2位表彰台を獲得した。
レース終盤、Falcon Racingのヤマハマシン#121が、Tati Team Beringer Racing Kawasakiの目の前でマシンブローを起こし、このトリオは、あわや転倒リタイアに追い込まれるところであったが、辛うじて難を逃れるという、果敢な走りを見せた。
「2位でフィニッシュできて、とてもうれしいよ。表彰台に上れたことは、正直、チームにとってもすごいことなんだよ。」と、レース後にルブラン選手は語っている。「僕たちのマシンは、上位チームにはついていけないから、5位以内を目指したいと思っていたんだ。確か、最後に表彰台に上がったのは2018年にホンダだったね。今年、僕は37歳だから、この年でまた表彰台に上がることができてとてもうれしいよ。」
アラン選手はこう語った。
「僕にとっては本当に信じられない瞬間だったよ。
世界耐久選手権レースで勝ったり、良いレースができていた2018年以降、僕は多くのトラブルを抱えて、もっと懸命に仕事に集中する必要があったんだ。だけど、チームの仲間は、いつも僕にたくさんの自信を与えてくれて、一生懸命努力してくれた。だから僕は、チームのみんなに感謝したいんだ。最後に表彰台に上ったのはずいぶん昔のことだから、今僕がこの場にいられることは信じられないくらい嬉しいよ。」
バスティアン選手に復活のメッセージを伝えた後、ロイック・アーベル選手はこう語った。「耐久レースはまだ2戦目だし、1000ccマシンでのレースもそれほど多く経験していないんだ。
でも、チームがいつも自信をつけてくれたから、僕の不安も吹っ飛んで行ったよ。火曜日に初めてコースを体験して、コースに慣れるのはあまり簡単ではなかったけど、周回を重ねるごとに良くなっていったんだ。だけど、今週初め、表彰台に上がれるとは思っていなかったのから、すごくうれしいよ。」