VILTAIS、EWC第4ライダーにジェームス・ウェストモアランド選手を指名
Honda Viltaïs Racingは、第4ライダーとして、FIM世界耐久選手権3シーズン目のジェームス・ウェストモアランド選手を指名した。
イギリス人ライダーのジェームス・ウェストモアランド選手は、2年前のルマン24時間レースにおいて、スーパーストッククラスの栄冠を獲得し注目を集めたが、その後の2021年に、ヤニック・ルコット監督率いるViltaïs Racingに採用された。
このタイトルを獲得したEWC常連チームによると、ジェームス・ウェストモアランド選手の常時出場可能な姿勢や、信頼性、そしてそのパフォーマンスによって、チームは、過去2シーズンで大きく進歩することができたという。
「彼は、信頼できるライダーであり、いつでも出場可能なんだよ。」とヤニック・ルコット監督は語る。「彼は、チームの仕事にとても役に立ってくれているんだ。レースで彼が必要になったときには、すぐに彼は対応してくれるはずだよ。ジェームス自身のパフォーマンスも年々良くなっているし、多くのイギリス人ライダーと同じで、雨の中でも速いんだ。それに、セッティングに関してもとても上手だし、常に的確な情報を提供してくれるんだ。また、とても冷静なライダーだし、この性格が我々のチームの特徴である穏やかさにつながっているんだと思うよ。最後に、これは私にとってとても重要なことなんだけど、ジェームスは素晴らしい集団的価値観を持っているんだ。だから私は、他のライダーと同様、彼にも多くの愛情を注いでいるんだよ。」
ジェームス・ウェストモアランド選手(34歳)は、こう付け加えてくれた。「もちろん、3年目のシーズンをViltaïsで過ごすことができてとてもうれしいし、僕を信頼してくれたヤニック監督に感謝しているよ。特にホンダへの移籍は、個人的にもイギリス選手権でお世話になった思い出もあるから、これからの1年に向けてモチベーションも相当上がっているんだ。2023年、チームと一緒に大きな一歩を踏み出せると心から思っているよ。」
「チームのみんながそれぞれ重要な役割を担っているんだけど、それが僕たち全員の関係をより密接にしてくれているんだ。耐久レースでは、僕たちは決して一人ではないんだよ。本当に僕は、Viltaïsをレーシングファミリーだと思っているし、全員が正しい精神を持って、同じ方向を向いているこの素晴らしいチームの一員であることを誇りに思っているよ。ライダーとして、本当に大切にされているし、次のシーズンでもViltaïsの目標達成のために最大限の努力をしていくつもりだよ。
フロリアン・アルト選手とスティーブン・オデンダール選手が2023年シーズンも#333の一員としてレースに参戦することが決定しているが、最終ライダーの発表はまだ未定である。
一方、EWC2023年シーズンは、4月13日から16日にフランスで開催されるルマン24時間レースで幕を開ける。