VRD IGOL PIERRET EXPERIENCES、「チームワークはパワーだ」
フランスヤマハがサポートするVRD Igol Pierret Experiencesは、確実に進化し続けている。7月中旬に行われたルマンでのプライベート走行テストで、彼らはその意気込みを見せた。
ヤニック・ルコット監督率いるVRD Igol Pierret Experiencesのチーム全員は、ルマン24時間レースが開催されるブガッティ・サーキットで、その準備を進めていた。VRD Igol Pierret Experiencesには、強力なライダーたちが集っている。2014年にGMT94でFIM EWCのタイトルを獲得した耐久レースのスペシャリスト、マチュー・ギネス選手がフロリアン・アルト選手とフロリアン・マリノ選手をサポートする。また、2011年にGP125で世界チャンピオンに輝いたスペイン人ライダー、ニコ・テロール選手が、バックアップライダーとしてチームに参加しており、耐久レースの経験を重ねている。
VRD Igol Pierret Experiencesは、ライダーラインナップだけではなく、2名のエンジニアとメカニックを新たに採用し、技術スタッフも強化した。ダンロップタイヤを装着するヤマハ#333も順調だ。
チームの目標もこれ以上明確にはならない。VRD Igol Pierret Experiencesは、8月末に開催されるルマン24時間レースにおいて、表彰台獲得チームの最有力候補なのだ。
「2020年に向けて、われわれは新たなレベルにたどり着いたんだよ。」とヤニック・ルコット監督は語る。「マシンと技術スタッフは、さらにレベルアップしていて、ライダーに関して言えば、最強ラインナップの1つだね。VRD Igol Pierret Experiencesは、ただ個人が集まってできたチームではないんだ。全員が一丸となって行動している。結束力、チームでの努力、同じ目標に向かって多くの時間を費やしているよ。だから、マチューとニコは気軽にわれわれのチームに合流できたんだ。われわれは、2011年からEWCにフル参戦を開始したんだけど、それ以来、自分たちの夢を実現させるためにチームを常に順応させてきたんだ。表彰台のトップを目指すためには、無駄のない効率の良いチームでなければならないんだ。我々のチームは今、そういうチームになったんだ。」