WOJCIK 、過酷だったEWC開幕戦を踏み台に、さらなる飛躍へ

2022-04-25T08:19:12+02:002022年4月22日|2022|

Wójcik Racing Teamは、ルマン24時間レースで味わった不運を、6月のスパ24時間EWCレースで再開されるFIM世界耐久選手権シーズンの残りのレースへの糧とするつもりだ。

ポーランドのトップチーム、Wójcik Racing Teamは、先週末のルマンでの開幕戦で、#77のFormula EWC Yamahaは6位、#777が総合13位、ダンロップ・スーパーストック・トロフィーでは3位という高い目標を掲げていた。

しかし、金曜日の予選2回目で転倒したシェリダン・モライス選手が出走不可能となり、また体調不良でカミル・クレミエン選手が欠場するなど、決勝直前でライダー交代を余儀なくせれ、準備に支障をきたすこととなった。その結果、バリント・コバックス選手とロビン・ムルハウザー選手が代役として招集された。

最初の1時間は、マレク・シュコペック選手、ケビン・マンフレディ選手、ダニー・ウェッブ選手がダンロップ・スーパーストック・トロフィーの表彰台を目指していたが、最初のスティントでダニー選手がチェーン切れでピットに戻った。PKN ORLENがサポートするこのクルーはすぐさま修復させたが、その4時間後にギアボックスの問題が発生し、リタイアせざるを得なかった。

同じ頃、#77はオイルフィルターの問題でマシンが一瞬炎上し、コース上でストップしたが、ピットに戻り、点検した後、レースに復帰することができた。

#77は、最後尾まで順位を落としたが、レース開始から16時間経過後、フォーミュラEWCクラスのトップ10まで返り咲いた。しかし、ロビン選手が他のマシンが撒いたオイルで転倒し、レースを続けることができなくなった。

「残念ながら、ルマンではまたしてもアンラッキーだったけど、これがレースというものだよ。」とグジェゴジュ・ヴイチック監督は語っている。「#777は、予選でポイントを獲得したけど、週末ではもっともっと上を目指していたんだ。今週だけでなく、ここ数ヶ月のプレシーズン準備期間中のハードワークと地道な努力を行ったチーム全員に感謝したいね。両クラスで上位に食い込めることを証明できたし、スーパーストック・クラスでは優勝争いができるとおもうよ。だから、次のレースへ向けても、みんなモチベーションが高いんだ。」