WÓJCIK RACING TEAM、エストリルでEWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーを獲得
ボルドールとルマン24時間レースに続き、ポーランドのヤマハプライベートチーム、Wójcik Racing Teamが、エストリル12時間レースでのEWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーで優勝し、総合でも表彰台を獲得した。Team AviobikeとWójcik Racing Team 2の前にゴールしたWójcik Racing Teamは、EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーの優勝者に与えられる€4,000の賞金を手にした。
Wójcik Racing Teamは、FIM世界耐久選手権において、間違いなく注目すべきプライベートチームである。Wójcik Racing Teamは、エストリルで今シーズン3度目のEWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーの優勝を果たし、優勝者に与えれる賞金€4,000を獲得した。また、総合でも、シーズン最終戦となったエストリル12時間レースで、ジノ・レイ選手、ブロック・パークス選手、シェリダン・モライス選手のライダートリオが3位入賞を果たし、表彰台に上った。これは、ボルドールでの2位入賞と合わせ、Wójcik Racing Teamは、2019-2010年FIM世界耐久選手権において、最速のファクトリーチームと対等に戦いあい、実力で4位を獲得したことを意味する。
また、エストリルでのEWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーでは、スーパーストッククラスの2チームが、表彰台を獲得した。総合11位でゴールしたTeam Aviobike(ジョバンニ・バッジ選手、アンドレア・ボスコスクロ選手、クリスチャン・ナポリ選手)は、EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィー準優勝と賞金€3,000を獲得。
スーパーストッククラスに参戦するWójcik Racing Teamのサテライトチーム、Wójcik Racing Team 2は、3位に入賞、賞金2,700ユーロを獲得した。ヤマハマシンに乗るマレック・シュコペク選手、エイドリアン・パセック選手、クリストファー・バーグマン選手は、12時間レースを12位でゴールした。
また、今回のレースでは、EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーの4〜8位までの5つのプライベートチームにも、2,300ユーロから1,250ユーロの賞金が手渡された。
EWC ダンロップ・インディペンデント・トロフィーは、FIM EWCのプロモーターであるEurosport EventsとFIM世界耐久選手権の各レースの主催者、タイヤメーカーのダンロップにより、5年連続で開催されているもので、コンストラクターから直接サポートを受けていないダンロップタイヤを使用しているプライベートチームを支援するものだ。2019-2020シーズンの2つの24時間レースでの賞金は、1万ユーロ増額され、ダンロップタイヤを使用するプライベートチームを支援するための賞金総額は、12万ユーロとなった。
2020エストリル12時間レース – EWC ダンロップインディペンデント・トロフィーランキング
Cl | N° | Team | Nat | Bike | Model | Cat | Prizes |
1 | 77 | Wójcik Racing Team | POL | Yamaha | YZF-R1 | EWC | 4 000 € |
2 | 101 | Team Aviobike | ITA | Yamaha | YZF-R1 | SST | 3 000 € |
3 | 777 | Wójcik Racing Team 2 | POL | Yamaha | YZF-R1 | SST | 2 700 € |
4 | 34 | JMA Motos Action Bike | FRA | Suzuki | GSX-R1000 | SST | 2 300 € |
5 | 44 | No Limits Motor Team | ITA | Suzuki | GSX-R1000 | SST | 2 000 € |
6 | 199 | Artec | FRA | Kawasaki | ZX-10R | SST | 1 750 € |
7 | 12 | LCR Endurance | FRA | Yamaha | YZF-R1 | SST | 1 500 € |
8 | 31 | British Endurance Racing Team | GBR | Suzuki | GSX-R1000 | EWC | 1 250 € |