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YART ヤマハが初開催のセパン8時間で優勝

2019-12-14T17:29:15+01:002019年12月14日|2019-2020, 8 Hours of Sepang 2019|

マレーシアで開催された史上初のセパン8時間は、悪天候で混迷のレースとなる中、YART ヤマハが、Honda Asia Dream Racing with Showa、BMW モトラッド・ワールド・エンデューランスチームを抑えて優勝を飾った。

スタートが遅れ、豪雨により競技が中断となった初開催のセパン8時間は、常にドラマが起こるFIM世界耐久選手権の新しいレースにふさわしい内容となった。激しい上位争い、首位攻防、ドラマとクラッシュなど、マレーシアのサーキットでのレースを通して非常に張り詰めた展開となった。

この日を制したのは、YART ヤマハ。レースを通してニッコロ・カネパただ1人が#7で戦うことからトラブルの心配を一切排除しなくてはならず、レース序盤は電気系に不安を抱えながらの走行となった。トリッキーなコンディションの中、経験豊富な速いドライバー1人だけで挑むという戦略は、しかし功を奏した。ブロック・パークス、カレル・ハニカも、勝利に貢献。
「僕らはともに勝利を勝ち取った」とニッコロ・カネパはレース後の記者会見で語った。

YART ヤマハの後に続いたのは、Honda Asia Dream Racing with Showaで、マレーシアのザクワン・ザイディ、タイのソムキアット・チャントラ、インドネシアのアンディ・イズディハールの布陣で、上位集団で安定したレース運びを見せた。この日本のチームの国際色豊かなラインナップは、トップ10トライアルから既に見事な力を発揮しており、スターティンググリッドでは2番手を獲得している。

BMW モトラッド・ワールド・エンデューランスチームは、イルヤ・ミハルチク、マルクス・レイテルベルガーがボルドールでポディウムフィニッシュに上がっており、セパン8時間でもポディウムを獲得した。ケニー・フォレイはプラクティスで負傷したため、レースに参戦することはできなかった。ファクトリー支援を受けるこのベルギー拠点のチームは、FIM EWC暫定スタンディングスでは2位に浮上。ボルドールで勝利を飾り、今回も選手権首位を守ったスズキ・エンデューランス・レーシング・チームとの差は15ポイントとなっている。

スーパーストック部門トップもポディウム目前
モト・アインは波乱続きのレースを堅実に走り抜け総合4位でフィニッシュ、スーパーストック部門優勝を飾った。ヤマハに乗るフランスのチームは、ロベルト・ロルフォ、ロビン・ミュルハウザー、ヒューゴ・クレアの布陣で耐久ワールドカップでの首位を固めた。スズキ・エンデューランス・レーシング・チーム、チャレンジングなコースコンディションに苦戦したWebike SRC カワサキ・フランスが続いた。

スーパーストック部門でモト・アインに続いたのは、ドイツのチーム、GERT56 by GS Yuasa (BMW)。ルーシー・グロックナー、ステファン・ケルシュバウマー、ペピン・ビスタボシュが、総合14位でフィニッシュした。最後まで争った日本のTone RT Syncedge 4413 BMWは、序盤でのクラッシュにより遅れを喫した後、星野知也、渥美心、石塚健が順位を挽回。、日本国外での初レースで、ポディウムの3番目に上がった。

優勝候補がが苦しいレース展開に
予選に続きレース序盤でも圧倒的な強さを見せていたヤマハ・セパン・レーシングと、ライバルのF.C.C. TSR ホンダ・フランスは、スタート直後から激しい首位争いを展開した。マイク・ディ・メグリオ(F.C.C. TSR ホンダ・フランス)とマイケル・バン・デル・マーク(ヤマハ・セパン・レーシング)との接触により、両マシンがグラウンドに投げ出された。ピットストップの後、マイケル・バン・デル・マークは40番手でコースに復帰。ファステストレースラップ(2:17.817、フランコ・モルデビリ)も叩き出したヤマハ・セパン・レーシングは、7位でフィニッシュした。後に続いたのは、BMW セパン・レーシング、3ART Moto Team 95 (ヤマハ)、チーム ERC エンデューランスは、ドゥカティ・パニガーレでトップ10に食い込んだ。

F.C.C. TSR ホンダ・フランスは、衝突の後に首位に復帰したが、レース残り1時間のところでマイク・ディ・メグリオがクラッシュアウト。勝利のチャンスを逃した。

その他のチームも、苦しいレース展開となった。Suzuki JEG Kagayama はトップ3と好位置につけていたが、メカニカルトラブルにより後退。Tecmas BMW GMCもメカニカルトラブルに足下をすくわれたが、レース序盤はカミル・ヘデリンがウェットのコースを軽々と走り抜ける見事なパフォーマンスを披露していた。

セパン・インターナショナルサーキットでは、明日(日曜日)は、FIA WTCR/OSCAROのシーズンの最終戦が開催される。

FIM EWC の次戦:ル・マン24時間(2020年4月18 -19日)

2019年セパン8時間 結果とレース後のスタンディングス