YART-YAMAHA、エストリルで暫定ポールを獲得
エストリル12時間レースの第一回目公式予選では、YART-YAMAHA Official EWC Teamが、BMW Motorrad World Endurance TeamとYoshimura SERT Motulを抑え、暫定ポールを獲得した。
YART-Yamaha Official EWC Teamは、ほぼ完璧な形で第1回目公式予選を制した。ニッコロ・カネパ選手、マービン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手の3人がコンマ2秒以内の差のタイムを記録することに成功。ヤマハファクトリーチームは、ポールポジション獲得と同時に、ボーナスポイントを獲得した。
第1回目公式予選のファステストラップとなる1分38秒707を記録したハビエル・フォーレス選手と、マーカス・ライターバーガー選手、ケニー・フォレイ選手のライダートリオを率いるBMW Motorrad World Endurance Teamがセカンドポジションを獲得。
グレッグ・ブラック選手が、このセッション序盤で軽い転倒を起こしたものの、Yoshimura SERT Motul(グレッグ・ブラック選手、ザビエル・シメオン選手、シルバン・ギュントーリ選手)は、この日の3番目のラップタイムを記録した。
フロリアン・アルト選手、フロリアン・マリノ選手、ニコ・テロール選手のライダートリオを擁するVRD Igol Experiencesは、Webike SRC Kawasaki France Trickstarを抜いて、暫定グリッド4位を獲得。
Tati Team Beringer Racingは、6位を獲得し、F.C.C. TSR Honda FranceとMoto Ainの前のグリッド獲得に成功した。スーパーストッククラス最上位となる9位に入ったポーランドチームのWójcik Racing Team 2は、ERC Endurance-DucatiとWójcik Racing Teamのタイムを上回った。
スーパーストッククラスでは、激しいバトルが展開されている。Team 33 Louit April Moto、BMRT 3D Maxxess Nevers、National Motos、Team 18 Sapeurs-Pompiers CMS Motostoreの4チームが12位から15位までグループを形成した。
15日の午後のコースは、路面温度が約55度ととても暑くなった。16日9:00(現地時間)に開始される第2回目の公式予選では、コースは、かなり涼しくなると予想されるため、さらなるタイムアップが期待できる。