YART YAMAHA、ルマンで大躍進
YART – Yamaha Official Team EWCは、6月10日(木)の朝に行われたルマン24時間レースのフリー走行で、Yoshimura SERT MotulとTati Team Beringer Racingを抑え、最速ラップタイムを記録した。
1分36秒014を記録したカレル・ハニカ選手を筆頭に、オーストリアのファクトリーチーム、YART Yamahaは、ルマン24時間レースでの最初の公式走行でその名を轟かせた。この日はまだフリー走行だったが、YART Yamahaは、Yoshimura SERT Motulよりも0.5秒以上速いラップを記録し、その実力を見せつけた。
フランスのプライベートチーム、Tati Team Beringer Racingは、昨日のプライベートテスト走行でも好成績を収めていたが、この日のフリー走行でも、F.C.C. TSR Honda France、Webike SRC Kawasaki France Trickstar、BMW Motorrad World Endurance Teamの3つのファクトリーチームよりも早いラップタイムを記録した。
冬のテストで好調だったBMWファクトリーチームの活躍が期待されたが、朝に転倒を起こし、出遅れてしまった。
そして、プライベートチームの中でも高い実力を持つMoto Ain、VRD Igol Experiences、Team LRP Polandの3チームがトップ10にランクイン。ERC Endurance-Ducatiは、マシンセットアップ作業を続けており、朝のフリー走行では、パニガーレV4Rは、10位のポジションを獲得した。
BMRT 3D Maxxess Neversは、National Motos、Team 18 Sapeurs-Pompiers CMS Motostore、RAC41 ChromeBurner、No Limits Motor Teamを抑え、再びスーパーストッククラス最速チームであることを証明してみせた。
公式フリー走行前に、いくつかのチームにライダー変更などの動きがあった。変更点としては、パンデミックの影響でルマンへの遠征ができなくなった英国人ライダー、ジノ・レイ選手に代わり、シルヴァン・バリエ選手がWójcik Racing Teamに加入した。
6月10日16:00(ヨーロッパ中央夏時間)から行われる第1回目の公式予選には、47チームが参加する予定だ。