YART YAMAHA、WSBKでポイントを獲得

2021-08-16T08:30:28+02:002021年8月10日|2021, Bol d'Or 2021|

チェコで開催されたFIMスーパーバイク世界選手権において、マービン・フリッツ選手は、耐久仕様のヤマハマシンで参戦し、初となるポイントを獲得した。モストに到着する前に負傷したカレル・ハニカ選手は、ポイントを獲得できなかった。

YART-Yamaha Official EWC Teamは、「EWC meets WSBK」というスローガンと「WSBKポイント獲得」という目標を掲げ、その目標を達成した。ドイツ人ライダーのマービン選手は、単なる「スペシャルゲスト」ではなく、1人のライダーとして、このモストで開催されたスーパーバイク世界選手権において強烈な印象を残した。マービン選手は、耐久レース仕様のYZF-R1Mで、スーパーバイク世界選手権のトップライダーたちと対等に戦って見せ、8月7日(土)に行われたレース1で、10位を獲得。

マービン選手は、第2レースの予選、スーパーポールで12位のスターティンググリッドを獲得し、トップ10入賞を目指していたが、他のマシンと接触し、上位集団から脱落してしまった。マービン選手は「レース2では、第1コーナーで起きたクラッシュに巻き込まれてしまったよ。ついてなかったね。」と語る。「デルビアンコのマシンが僕にぶつかってきて、順位を落としてしまったんだ。復帰してフォルガー、ラバト、野左根を抜いて、その後、バウティスタのすぐ後ろにつけたんだ。6位グループとは3秒ほど離れていたけど、僕は彼らと同じペースで走っていたんだ。残り7周のところで、フロントのコントロールを失って、転倒してしまった。10位周辺の成績とポイントを獲得できたはずなのに、残念だったよ。だけど、努力したからね。後悔はないよ。」

カレル選手は、最近の怪我の影響もあり、モストではポイント圏内に入ることができなかった。第1レースで転倒を喫し、第2レースでは18位に終わった。YART-Yamaha Official EWC Teamのマンディ・カインズ監督は、「もし、体調が万全だったら、カレルもファクトリーチームと十分互角に戦えたはずだよ。」と語った。