YOSHIMURA SERT MOTUL、ルマンで独走態勢

2021-06-13T07:58:23+02:002021年6月13日|2021, 24 Heures Motos 2021|

スズキのファクトリーチームは、レース開始から19時間が経過した現在、自身のペースを確立し、首位を保守している。

思いのほか穏やかだった夜間走行が終了したブガッティ・サーキットでは、未だ36チームが激走している。Yoshimura SERT Motulは、7周のリードを保ち、首位を独走。レース開始16時間経過時点でのトップに与えられる10ポイントのおかげで、スズキファクトリーチームはすでにランキングで大きく他をリードしている。

日の出の頃にもドラマがあった。2位獲得は確定と思われていたF.C.C. TSR Honda Franceは、ピット作業で長い時間を費やした。夜間走行の早い段階から3位にポジションアップしたWebike SRC Kawasaki France Trickstarと、序盤のクラッシュから上位に戻ってきたBMW Motorrad World Endurance Teamは、このチャンスを逃さず順位を上げ、ホンダを表彰台から押し退けた。

Bolliger Team Switzerlandは、数時間前からこれらのファクトリーチームのすぐ後ろのポジションを死守している。スイスのカワサキチームは、National Motosを始めとするスーパーストックマシン達の猛アタックをしのいでいる。National Motosのホンダマシン(#55)は、BMRT 3D Maxxess Nevers、Team 33 Louit April Moto、No Limits Motor Teamの前を快走。

VRD Igol Experiencesは、レース序盤に発生したオイルホースジョイントのトラブルによる遅れを取り戻すべく、一晩中走りに集中していた。

ERC Endurance-Ducatiがトップ15圏内の13位に入っている。ERC Endurance-Ducatiは、様々な問題を抱えながらも、諦めず、何度も順位を上げてきた。

また、優勝候補だったYART-Yamaha Official EWC Teamが順位表から姿を消した。レース序盤でトップを走っていたYART-Yamahaは、日没後間もなくして、バルブの破損によりリタイアを余儀なくされたのだ。Tati Team Beringer Racingもスタート時には上位をキープしていたが、何度かクラッシュし、リタイアした。

2021ルマン24時間レース – 7:00時点での順位