YOSHIMURA SERT MOTUL:新日仏同盟が世界タイトルを狙う

2020-11-03T14:08:57+01:002020年10月31日|2021|

2021年シーズンのFIM EWCの栄冠獲得をより確実なものとするため、日本のヨシムラとフランスのSuzuki Endurance Racing Teamという伝説の2チームが手を取り合い、Yoshimura SERT Motulを設立した。

この新しい日本とフランスのチームの連携は、FIM世界耐久選手権の注目度さらに高め、他の参戦チームのレベルをさらに引き上げることになるだろう。

長期に渡り複数の勝利とタイトルを獲得してきたヨシムラとSuzuki Endurance Racing Teamは、新ファクトリーチーム「Yoshimura SERT Motul」を設立した。新しい日仏チームのカラーをまとったスズキGSX-R1000Rは、2021年にサーキットデビューを控えているが、すでに世界タイトル獲得を見据えている。

2020年、ヨシムラは創立66周年を、スズキは100周年を迎えた。
Yoshimura Racing Teamは、鈴鹿8耐において4回の優勝と複数回の表彰台を誇り、一方のSuzuki Endurance Racing Teamは、その40年の歴史の中で世界耐久選手権で何度もの優勝と世界タイトルを獲得してきた。Suzuki Endurance Racing Teamは最近、16度目のFIM EWCタイトルを獲得したばかりだ。

歴史と人々の活躍に焦点を当てたパートナーシップという非常に有益な新しい方向性
ヨシムラは、長年にわたりパートナーとしてSuzuki Endurance Racing Teamを裏舞台からサポートし続けていたが、ダミアン・ソルニエ監督がSERTの指揮官の座を引き継いで以来、技術的なパートナーシップは、さらに強固なものとなった。

ヨシムラの歴史は、レースへの情熱に突き動かされた男たちの歴史である。吉村不二夫社長の甥である加藤陽平氏は、”ポップ”吉村氏が設立したブランドの3代目を襲名している。

そして、今シーズンからSERTの新監督に就任したダミアン監督は、9月のエストリル12時間レースで獲得したタイトルが証明しているように、創始者であり40年間にわたってSuzuki Endurance Racing Teamの指揮官であったドミニク・メリアン氏の後を継ぐにふさわしい人物であることを証明した。加藤氏とダミアン氏は、Yoshimura SERT Motulの監督として就任する。

2015年からFIM世界耐久選手権のプロモーターを務めるEurosport Eventsは、耐久レースへの情熱を持つ2つの国を代表するチームが協力し合い、この素晴らしい新ファクトリーチームの誕生に貢献できたことを大変誇りに思っている。

ヨシムラジャパン代表取締役社長 吉村不二雄氏のコメント
アメリカの雑誌「サイクル」は、1976年秋号でスズキ初の4ストローク4気筒バイクとなる「スズキGS750」スクープしました。当時アメリカにいた父の “ポップ “吉村から電話があり、『これでレースに出るぞ!』と言われたんです。スズキのエンジニアリンググループから技術サポートを受けて、1977年、AMAのラグナセカ戦で優勝を果たしました。これをきっかけに、1978年の鈴鹿8耐では、初優勝を果たし、それ以来、スズキのマシンでレースの歴史を築いてきました。SERTのドミニク・メリアン元監督は、私にとって共にスズキのマシンで戦う良き仲間であり、3代目となる加藤がSERTと共にEWCタイトルを目指してくれることを嬉しく思っています。

Yoshimura SERT Motulチーム監督 加藤陽平氏のコメント
フランソワに初めて会い、EWCへの参加を勧められたのは、もう5年も前のことになります。それ以来、私の頭の中にはずっとEWCのことがありました。SERTもヨシムラも40年以上、耐久レースに携わってきており、共同でレースをしてきた歴史を誇りに思っています。このような機会を与えていただいたことに感謝し、両チームを統合して「Yoshimura SERT Motul」となり、GSX-R1000Rで2021年のEWC世界タイトルを目指します。

Yoshimura SERT Motulチーム監督 ダミアン・ソルニエ氏のコメント
2019年7月、ドミニク元監督の引退に伴い、SERTの新たな歴史の章が始まりました。交代後、スズキ、ヨシムラ、SERTの3社は、FIM EWC用の耐久マシンを開発するためにより強く連携し合ってきました。ヨシムラは長年、GSXRの性能向上に取り組んできています。ヨシムラの窓口であり、”ポップ “吉村氏の直系の孫でもある加藤氏にとっては、それが今もなお主な焦点となっています。だからこそ、今回、このパフォーマンスチューニングのスペシャリストである加藤氏と提携することになりました。我々の努力が16回目の世界タイトルという形で成功を収めることができたことは、チーム全体の成果であり、我々の過去と未来の密接な関係を示すものでもあります。今日、私たちはこのマシンの新色と、ヨシムラ、SERT、MOTULを組み合わせたロゴを発表し、SERTとヨシムラのパートナーシップを正式に発表できることを誇りに思っています。

Eurosport Events責任者、フランソワ・リベイロ氏のコメント
「2015年にFIM EWCのプロモーターに就任して以来、私たちは、フランスと日本という二輪耐久レースの2大国の間で新しい絆を築いてきています。FCC TSR Hondaは、ホンダ・フランスと共同でFIM EWCにフルシーズン参戦した最初の日本チームであり、日本のウェビックとトリックスターがSRCカワサキ・フランスとパートナーを組む道を切り開きました。象徴的で成功を納めた日本とフランスの2つのチームが協力し合い、スズキの新ワークスチームを創立し、それを発表できたことにより、今日という日は、FIMにとって素晴らしい日となりました。ようこそ、Yoshimura SERT Motul!このチームは、FIM EWCをより高いレベルの競争力のあるレースへと導くための新たな指標となるでしょう。

 

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