ル・マン24時間、序盤リードを握ったのはSRC カワサキ
この日の夕方、リードに立ったのはチーム SRC カワサキ・フランス。レーススタートから4時間が経過した時点で、スズキ・エンデューランス・レーシング・チーム、チーム ERC-BMW モトラッド・エンデューランスの前に立って周回を重ねている。
レースは激しいペースで滑り出し、最初の3時間はホンダ・エンデューランス・レーシングがチーム SRC カワサキ・フランスを先行した。ホンダ・エンデューランス・レーシングに乗るランディ・デ・プニと、チーム SRC カワサキ・フランスのジェレミー・グアルノーニが圧巻の走りで壮絶なバトルを繰り広げ、レースをコントロールした。ホンダ・エンデューランス・レーシングは、#111ホンダのライト類の不具合により、午後6時頃にピットインを余儀なくされ10位に後退。しかし、午後7時までに#111は既に5位まで順位を挽回しており、首位とはわずか1ラップ差。ランディ・デ・プニは、1:36.848とレースラップの最速タイムを更新している。
チーム SRC カワサキ・フランスは、レース4時間が経過した時点で首位に立っており、後にスズキ・エンデューランス・レーシング・チームが続く。グリッド8番手から好スタートを見せ4位で周回中のチーム ERC-BMW モトラッド・エンデューランスは、ホンダ・エンデューランス・レーシングの前に立っている。YART ヤマハは、ニッコロ・カネパがワイドになり、この段階では不利な形勢となっている。
スーパーストックでは、序盤3時間はGERT56 by GS Yuasaが完全にペースを握っていたが、燃料切れにより首位を失った。午後7時の段階で、チーム 33 コヨーテ・ルイが部門をリード、ジュニアチーム・ル・マン・スッド・スズキ、GERT56 by GS Yuasa、RAC 41、モータース・イベンツが続いている。
今年のル・マン24時間は、特に混乱のスタートとなり、クラッシュが2件発生したことから、レーススタートから数分でセーフティカーが導入されている。
厳しい滑り出しを迎えてたのは、強豪勢の2台。2つのクラッシュの末、4番手からスタートしたヤマハ勢のVRD イゴール・ピエール・エクスペリエンスは、最後尾まで一気に後退。F.C.C. TSR ホンダ・フランスも同様に、マイク・ディ・メグリオが最初の交替の間にクラッシュを喫して、3位から後退している。