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EWC 10・オブ・ザ・ベスト:2019-20年シーズン

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EWC 10・オブ・ザ・ベスト:2019-20年シーズンEWC 10・オブ・ザ・ベスト:2019-20年シーズン

17 December 2024

Warner Bros. Discovery (WBD) SportsがFIM世界耐久選手権をプロモートするようになってから第10シーズンが無事終了したことを受け、FIMEWCは、EWCの過去10年を振り返るシリーズを継続している。そして今回、2019-20年シーズンにスポットを当て、誰が何を獲得し、誰がチャンピオンシップの頂点に立ち、重要な瞬間と功績のいくつかを振り返る。

注目ポイント
2019-20年シーズンは、2大会が終了した時点で、世界的な新型コロナウィルスのパンデミックにより、中断され、スケジュールが見直された。年9月のボルドール24時間レースに始まり、同年12月にマレーシアで開催されたまったく新しいセパン8時間レースに続いて、選手権は最終的に2020年8月に非公開という形で再調整されたルマン24時間レース(写真下)と、その1カ月後のエストリル12時間レースで再開された。
予定されていたオッシャースレーベンと鈴鹿でのレースはキャンセルされた。

2019-20年シーズン、元レーサーのヴェルナー・デーメン氏が監督を務める完全ファクトリーチームのBMW Motorrad World Endurance Team(写真下)が新規参戦した。ケニー・フォレイ選手、イルヤ・ミハルチク選手、ジュリアン・パフェ選手が、このチームの最初のライダーラインナップに名を連ねていた。

BMWは、ERC Endurance、LRP Poland、Tecmas BMW GMCが選択したマシンでもある。一方、HRT100-Hertrampf Racingは、新型ドゥカティ パニガーレV4 RをEWCに初めて持ち込んだ。British Endurance Racing Teamも新規参入チームだった。

38年にわたりTeam Bolliger Switzerlandを率いてきたハンスペッター・「ヘンプ」・ボリガー監督は、このシーズンのエストリル12時間レースを最後に、息子のケビン氏にその座を譲った。

また、10度の世界タイトル獲得というEWCで最も成功したライダーであるSuzuki Endurance Racing Teamのヴィンセント・フィリッペ選手(写真下)が、ボルドール24時間レースを最後に現役を引退した。後任には元Moto GPレーサーのザビエル・シメオン選手がセパン8時間レースを前に指名された。

ダミアン・ソルニエ氏がドミニク・メリアン氏の後任としてSERTチームの監督を務め、メリアン氏は、2018-19年シーズン中に39年間指揮を執って引退した。

ブロク・パークス選手がセパンで開催されるFIMアジアロードレース選手権に出場するため、ボルドール24時間レースを欠場することになった。そのため、YART - Yamahaは、ニッコロ・カネパ選手とマービン・フリッツ選手とともに、このオーストラリア人ライダーの後任としてロリス・バズ選手を起用した。

しかし、このポール・リカール・サーキットで行われたレースは、天候悪化のため、18時に一時中断し、YARTとライバルたちが想定していたよりも短いレースとなった。レースは最終的に翌日6時00分にセーフティカー先導のもと再開され(写真下)、Suzuki Endurance Racing Teamが62,000人のファンの前で優勝を飾った。また再開後直後、ジノ・レイ選手の雨天での素晴らしいライディングにより、レースを一時リードしたWójcik Racing Teamが2位につけた。ERC Enduranceは、BMW Motorrad World Endurance Teamに4秒差で競り勝ち、最後の表彰台を獲得したが、燃料タンクの容量問題により、その後除外された。スーパーストッククラスではMoto Ainが優勝。

初開催となるセパン8時間レースも、50台のマシンがエントリーしたが、雨による短縮レースとなった。スタートが遅れ、赤旗中断の後、レースは再開された。レース序盤に電子制御システムの不具合により不安を抱えたものの、刻々と変化する路面コンディションを知り尽くしたイタリア人ライダーのニッコロ・カネパ選手が独走を飾り、YART-Yamahaが80周を終えてチェッカーフラッグを受け、優勝を飾った。Moto Ainは、スーパーストッククラスで2戦連続優勝し、総合4位を獲得。一方、予選とレース序盤を圧倒したYamaha Sepang Racing(写真下)であったが、マイケル・ファン・デル・マーク選手がF.C.C. TSR Honda Franceのマイク・ディ・メリオ選手と接触し、戦線から脱落した。
ドゥカティにマシンを切り替えたERC Enduranceは、このマレーシアのレースをトップ10で終えた。

セパン8時間レースから8カ月後、COVID-19の規制により観客がいない状態で、当初の予定より4カ月遅れで開催されたルマン24時間レースでは、F.C.C. TSR Honda Franceが、新型CBR1000RR-Rを持ち込み、優勝を飾った。変わりやすい天候となったため、タイヤ戦略が重要となり、転倒が相次いだ。ステファン・ケルシュバウマー選手、ルーシー・グロックナー選手、トニー・フィンシュテルブッシュ選手の完璧なパフォーマンスにより、GERT56 by GS Yuasaがスーパーストッククラスで優勝。

YART - Yamahaはエストリル12時間レース(写真下)で優勝した一方、Suzuki Endurance Racing TeamがFIM世界耐久選手権チーム部門で優勝を飾り、EWC2019-20年シーズンを締めくくった。Team Moto Ainは、スーパーストックをベースとするFIM耐久ワールドカップでこのシーズン3度目の優勝を飾り、2度目のタイトルを獲得し、このクラスの完全制覇を成し遂げた。

レース開催日時
ボルドール24時間レース、2019年9月18~21日
セパン8時間レース、2019年12月12~14日
ルマン24時間レース、2020年8月27~30日
エストリル12時間レース、2020年9月24~26日

レース勝者
ボルドール24時間レース
フォーミュラEWC:Suzuki Endurance Racing Team(ヴィンセント・フィリッペ選手/エティエンヌ・マッソン選手/グレッグ・ブラック選手)、スズキ GSXR-1000、313周
スーパーストック:Team Moto Ain(ロベルト・ロルフォ選手/ロビン・ムルハウザー選手/ヒューゴ・クレア選手)、ヤマハ YZF-R1、310周(写真下)

セパン8時間レース
フォーミュラEWC:YART-Yamaha(ブロック・パークス選手/カレル・ハニカ選手/ニッコロ・カネパ選手)、ヤマハ YZF-R1、80周
スーパーストック:Team Moto Ain (ロベルト・ロルフォ選手/ロビン・ムルハウザー選手/ヒューゴ・クレア選手)、ヤマハ YZF-R1、79周

ルマン24時間レース
フォーミュラEWC:F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック選手/フレディ・フォーレイ選手/マイク・ディ・メリオ選手)、ホンダ CBR1000RR-R、816周(写真下)
スーパーストック:GERT56 by GS YUASA(ステファン・ケルシュバウマー選手/ルーシー・グロックナー選手/トニー・フィンシュテルブッシュ選手)、BMW S1000RR、786周

エストリル12時間レース
フォーミュラEWC:YART-Yamaha(カレル・ハニカ選手/マービン・フリッツ選手、/ニッコロ・カネパ選手)、ヤマハ YZF-R1、421周
スーパーストック:Team Moto Ain(ロベルト・ロルフォ選手/ロビン・ムルハウザー選手/ヒューゴ・クレア選手)、ヤマハ YZF-R1、411周

チャンピオン
フォーミュラEWC:Suzuki Endurance Racing Team、167.5ポイント(+18ポイント)
スーパーストック:Team Moto Ain(写真下)、215.5ポイント(+81.5ポイント)

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